緑内障で生体リズムが乱れる理由

 生体リズムの乱れはうつや肥満、脂質代謝異常、がん、糖尿病、高血圧などと関連することが知られており、近年、生体リズムの乱れには緑内障が関与することが指摘されている。よしかわ眼科クリニック(大阪府)院長で奈良県立医科大学眼科学教室臨床准教授の吉川匡宣氏は第126回日本眼科学会(4月14〜17日)で、生体リズムに着目した緑内障に関するコホート研究LIGHT studyおよび最近の知見を紹介。「緑内障は内因性光感受性網膜神経節細胞(ipRGCs)の障害を介し、生体リズムの乱れを引き起こすことが示唆された」と発表した(関連記事「生体リズムの乱れに白内障が関与」)。