マイコプラズマ肺炎、史上最大の流行が半年近く続く
2011年11月15日 10:21
マイコプラズマ肺炎の流行がさらに拡大している。今年6月半ばから、国立感染症研究所が調査を開始した1999年以来最も多い状態が続いているほか、最近さらに報告数が増えている(感染症週報2011年第43週号)。
23都道府県で前週に比べ増加
感染研が示すこの10年間の年別・週別発生状況は図の通り。今年6月半ば(第25週)から調査開始以降、発症報告の最も多い増加が続いており、10月上旬(第40週)に入ってからは定点当たりの報告数が1を超えた状態が続いている。流行は広い地域で見られ、第43週には23都道府県で前週に比べて報告数が増加していた。
最近、肺炎マイコプラズマの適応を有するマクロライド系薬の耐性化がかなり進んでいることも報告されている(関連記事)。
(編集部)