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欧州心臓病学会(ESC 2023)

OCTガイドPCI、その真価は?

 日本では経皮的冠動脈インターベンション(PCI)に際し、血管内超音波(IVUS)、光干渉断層法(OCT)などによる冠動脈イメージングガイドが日常的で、IVUSが優勢だ。しかし、グローバルの現状は大きく異なり、欧米ですらいまなお造影ガイドPCIが一般的だという。そうした中、欧州心臓病学会(ESC 2023、8月25~28日)では、OCTガイドPCIによる臨床転帰改善を検証した報告が相次いだ。造影ガイドとの比較では2試験の明暗が分かれたが、複雑分岐部病変例においてOCTガイドによる臨床転帰改善が判明。IVUSガイドとの直接比較では、非劣性が証明された。ネットワークメタ解析※では、イメージングガイドによる全死亡減少も初めて明らかになった。...

心房不整脈例への抗凝固療法を否定

 心房性頻拍エピソード(AHRE)は、植え込み型心臓デバイスによって検出される心房の不整脈。ドイツ・University Heart and Vascular Center HamburgのPaulus Kirchhof氏は欧州心臓病学会(ESC 2023、8月25~28日)で、AHRE患者に対する直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)エドキサバンを用いた抗凝固療法の有効性と安全性を検討するプラセボ対照二重盲検ダブルダミーランダム化比較試験(RCT)NOAH-AFNET6の結果を報告。「エドキサバンの投与は脳卒中を予防せず、出血リスクを上昇させたことから、AHRE例に抗凝固療法を行うべきでない」との考えを示した。...

ADHD長期治療で脳卒中、心不全が増

 近年、注意欠陥・多動性障害 (ADHD) 患者の増加は顕著である。デンマーク・Copenhagen University HospitalのAnders Holt氏らは、デンマーク全国医療レジストリに含まれるADHD患者7万2,000例超のデータを用いて、交感神経刺激作用を有する薬剤(交感神経刺激アミン)の長期投与と心血管系疾患の発症リスクとの関連を検討。脳卒中および心不全の発症リスクは、交感神経刺激アミン用量依存的に上昇することが示されたと欧州心臓病学会(ESC 2023、8月25~28日)で報告した。...

セマグルチドで肥満HFpEFの症状が改善

 左室駆出率(LVEF)が保持された心不全(HFpEF)の有病率は上昇しており、米国では全心不全患者の半数以上を占める。また、HFpEF患者の大半は過体重または肥満であると報告されている。米・University of Missouri-Kansas City School of MedicineのMikhail N. Kosiborod氏らは、GLP-1受容体作動薬セマグルチド2.4mg週1回皮下投与の肥満を伴うHFpEF患者への有効性と安全性を検討するため、第Ⅲ相プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)STEP HFpEFを実施。...

日本発「アスピリン非投与仮説」の検証

 冠動脈ステント留置後の抗血小板療法における「アスピリン非投与仮説」を検証するため、佐賀大学循環器内科の夏秋政浩氏らは多施設非盲検のランダム化比較試験(RCT)STOPDAPT-3を実施。結果を欧州心臓病学会(ESC 2023)のHOT LINEセッションで発表した。...

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