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司会は田原総一朗さん、学会ががん医療を学ぶシンポ開催

 2012年07月20日 17:19

 日本臨床腫瘍学会(理事長=福岡大学医学部・田村和夫教授)は、市民向けのプログラムとして、7月26日に公開シンポジウム「がん患者の必要としているがん医療―地域でがん患者を支えるためには―」を、28日に市民公開講座「あなたが頼れるがん医療のスペシャリスト~知っていますか? がんのチーム医療~」を開催する。会場はいずれも、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で、第10回学術集会と併催される。シンポジウムの司会は、ジャーナリストの田原総一朗さんが務める予定だ。

現在のがん医療を知り、変えていくきっかけに

 がんの治療法には大きく分けて外科手術、放射線療法、薬物療法があるが、日本臨床腫瘍学会は、がん薬物療法の専門医を養成する活動などを行っている。現在、がん医療を取り巻く環境は著しく進歩している。医療現場の在り方も年々変化し、政策立案や薬剤開発に際して患者や市民の声が重視されるようになった。

 今回の学術集会で会長を務める中川和彦氏(近畿大学医学部教授)は「学会に行こうプログラム」と称し、市民向けの公開シンポジウムや市民公開講座に注力している。市民向けプログラムについて、同氏は「現在のがん医療を知り、患者側からがん医療を変えていこうと考えるきっかけになれば」と述べている。

◆公開シンポジウム「がん患者の必要としているがん医療―地域でがん患者を支えるためには―」

会期:2012年7月26日(木)午後2時30分~4時30分(開場:午後2時)
会場大阪国際会議場(グランキューブ大阪)5階「大ホール」
参加費:無料(※ただし、事前申し込みが必要。詳細は以下URLで)
URLhttp://square.umin.ac.jp/jsmo2012/symposium.html
司会・進行:田原総一朗(ジャーナリスト)
第1部パネリスト
 辻元清美(民主党衆議院議員)
 寺本民生(帝京大学医学部長/日本内科学会理事長)
 高野利実(虎の門病院臨床腫瘍科)
 平子義紀(朝日新聞アピタル編集長)
 濱本満紀(NPO法人がんと共に生きる会事務局長)
 中川和彦(近畿大学医学部内科学教室腫瘍内科部門教授)
第2部パネリスト
 笹子三津留(第50回日本癌治療学会学術集会会長)
 橋本佐与子(毎日放送ニュースセンター)
 河村裕美(NPO法人オレンジティ理事長)
 中川和彦(近畿大学医学部内科学教室腫瘍内科部門教授)
 埴岡健一(市民医療協議会共同議長/がん政策情報センター長)

◆市民公開講座「あなたが頼れるがん医療のスペシャリスト~知っていますか? がんのチーム医療~」

会期: 2012年7月28日(土)午後4時~7時
会場大阪国際会議場(グランキューブ大阪)5階「大ホール」
参加費:無料
URL:http://square.umin.ac.jp/jsmo2012/citizen.html
プログラム:

  • 講演1「がん医療における"薬剤師"の役割」
    北田徳昭(神戸市立医療センター中央市民病院薬剤部)
  • 講演2「がん医療における"看護師"の役割」
    田村 恵子(淀川キリスト教病院看護部)
  • 講演3「がん医療における"メディカル・ソーシャルワーカー"の役割」
    大松尚子(大阪市立大学医学部附属病院がん相談支援センター)
  • 講演4「がん医療における"外科医"の役割」
    多田 弘人(大阪市立総合医療センター呼吸器外科・副院長)
  • 講演5「がん医療における"放射線腫瘍医"の役割」
    西村恭昌(近畿大学医学部放射線腫瘍学部門)
  • 講演6「がん医療における"腫瘍内科医"の役割」
    岡本勇(近畿大学医学部腫瘍内科)
  • 講演7「がん医療における"緩和ケア医"の役割」
    所昭宏(近畿中央胸部疾患センター心療内科/支持・緩和療法チーム室)
  • パネルディスカッション「知っていますか?がんのチーム医療」

※敬称略

(編集部)

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