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インフルと肺炎球菌のワクチン、同時接種で発熱の恐れ

 2014年01月15日 10:30

 乳幼児にインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンを同時接種した場合、それぞれを単独で接種した場合に比べて発熱リスクが増大することが分かった。米コロンビア大学医学部のMelissa S. Stockwell氏らが、1月6日発行の米医学誌「JAMA Pediatrics」(電子版)に発表した。

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4割が同時接種

 Stockwell氏らは、米ニューヨーク市内の診療所で2011年11月~12年4月にワクチンを接種した生後6~23カ月の乳幼児530人の親に体温計を渡し、7日間にわたって子供の体温を測ってもらった。予防接種はインフルエンザワクチンのみが全体の39.2%、肺炎球菌ワクチンのみが20.8%で、同時接種は40.0%だった。

 その結果、同時接種した子供が接種当日から翌日(1日目)までに38度以上の熱を出した割合は37.6%で、インフルエンザのみ(7.5%)や肺炎球菌のみ(9.5%)の場合に比べて高かった。一方、2~7日目の発熱率については接種方法による差はなかった。

 以上の結果を踏まえ、Stockwell氏らは「インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの同時接種は、それぞれの単独で接種した場合と比べて一過性の発熱リスク上昇とより強く関連していた」と結論している。

(編集部)

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