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尿漏れ専用パッド使う男性の3割半が20~30歳代

 2015年04月15日 06:00

 加齢に伴う尿漏れといえば女性ばかりと思われがちだが、男性の尿漏れも少なくないようだ。ユニ・チャームは4月8日、男性の尿漏れについての調査結果を発表した。それによると、軽い尿漏れに悩む男性のうち、男性専用の尿漏れパッドを使う人の35%が20~30歳代だったという。また、男性用尿漏れパッドを使う以前はちり紙やハンカチなどで対処していた人が半数に上ったとしている。

50代の2割が軽い尿もれに悩む

 男性は体の構造が残尿(医学的には「排尿後尿滴下」)を引き起こしやすく、年齢を重ねると前立腺のトラブルなどの要因も増えてくる。50歳代では約2割の人が月に1回以上の軽い尿漏れを経験し、「パンツやズボンにシミができる」「ニオイが気になる」悩みを抱えているという。

 女性用の尿漏れパッドを代用する人も少なくないようだが、男性と女性では体の形状が異なるため不具合が生じてしまう。そこで同社は、2014年にズボンに染みない、目立たないなどの工夫を施した男性に向け尿漏れパッド「ライフリー さわやかパッド男性用」を発売。今回の調査では、その発売1年での男性利用者の意識を調べた。

 調査は2014年6月13~17日に、月に1回以上尿漏れを経験し、「ライフリー さわやかパッド男性用」を使用している20~79歳の男性4万8,408人を対象に行った。

尿漏れの悩みは切実

 月に1回以上の「軽い尿漏れ」を経験し同パッドを使用している人の年代は「40歳代」15%、「50歳代」12%、「60歳代」17%、「70歳代」21%。40歳代以上が6割以上を占めた一方、3割半が20~30歳代だった。

 また「軽い尿もれ」があり、同パッドを使用する人の半数は「ちり紙・ハンカチなど」の対処から同パッドに切り替えをしていたこと、以前は周囲の目を気にして切実に悩んでいたことも明らかになった。

 なお、「ライフリー~」の発売以降、同社への男性用の尿漏れ専用品の問い合わせ件数は3倍に増え、使用者の8割が満足しているという。ただし、男性用の尿漏れ専用品の認知度は2割と低かったようだ。

(編集部)

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