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加山雄三さんが高齢者に予防接種呼びかけ―ファイザー

 2015年05月21日 10:30

 ファイザーは、65歳以上の人に「ワクチンで予防できる病気はワクチンで予防する」ことの重要性を広めるため、タレントの加山雄三さんを起用した「健康寿命を、のばそう。65歳からのおとなの予防接種」啓発キャンペーンを5月に開始した。ワクチンは「乳幼児を感染症から守るもの」というイメージが強いが、65歳以上の人も感染症にかからないように予防することが重要としている。

健康寿命を脅かす肺炎

 日本は世界でも有数の高齢社会だが、長生きすれば幸福とは単純には言い切れない。介護などを必要とせず自立した生活が送れる「健康寿命」を延ばし、高齢者が健康でいきいきとした生活を過ごせることがこれからの課題となっている。

 その「健康寿命」を脅かす病気の一つが肺炎球菌による感染症の肺炎で、健康でも年齢を重ねると免疫力や物をのみ込む機能が下がっていき、感染のリスクが高くなる。こうした場合でも、食事や運動、手洗い・うがいなどのケアに加え、ワクチンで予防することができるという。

 ところが、同社が2014年11月に健康状態が良い65~70歳の男女600人を対象に実施した意識調査では、健康寿命を損なう可能性のある病気として「肺炎」と回答した人は8%、健康な生活を損なわないために気を付けていることで「病気を予防するワクチンを打つ」と回答した人はわずか3%であり、肺炎や予防接種に対する意識の低さが浮き彫りになった。

 同キャンペーンでは、ポスターやリーフレットを全国の医療機関に設置するほか、新聞、ウェブ、雑誌などへ広告を掲載する予定だ。また、おとなの肺炎球菌感染症.jp(http://otona-haienkyukin.jp/)でも健康寿命や肺炎球菌感染症に関する情報提供を行っている。

(あなたの健康百科編集部)

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