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世界血栓症デーに向け10月に市民公開講座―血栓止血学会

 2015年08月24日 10:30

 血栓は血管の中にできる血の塊のことで、いわゆる"エコノミークラス症候群"の静脈血栓塞栓(そくせん)症や心筋梗塞、脳梗塞などの原因となる。こうした血栓が引き起こす病気、血栓症について広く知ってもらうため、日本血栓止血学会は世界血栓症デー(10月13日)に向けて市民公開講座を開く。10月10日に大阪、同12日に東京での開催で、エコノミークラス症候群を中心に血栓ができる仕組みや予防法などを解説する。参加費は無料で、事前申し込みが必要。定員は各会場800人となっている。

命に関わる血栓症

 高血圧、肥満、糖尿病、喫煙、脱水、長時間座っていることによって血流が滞ってしまうことなどによって作られる血栓は、血管を詰まらせてしまう。それが心臓を動かす冠動脈で起これば心筋梗塞、脳の血管で起これば脳梗塞で、脚にできた血栓が血流に乗って肺の血管を詰まらせるとエコノミークラス症候群となる。いずれも命に関わる重大な病気だ。

 これらの血栓症に関する正しい知識を広め、血栓症による障害や死亡を減らすことを目的に、国際血栓止血学会が制定したのが、10月13日の「世界血栓症デー」だ。国内では日本血栓止血学会が昨年、日本記念日協会に登録した。

 今回の市民公開講座ではエコノミークラス症候群にクローズアップし、専門家が静脈に血栓ができる仕組みや、予防法などをやさしくレクチャー。体験者からのメッセージなども紹介される予定だ。

 大阪会場は、大阪市の御堂筋会館で10月10日午後1時30分から。東京会場は、千代田区のよみうりホールで同12日午後1時30分から。いずれも参加費は無料だが、はがき、ファクシミリ(03-3239-7246)、電子メール(wtd@medical-tribune.co.jp)のいずれかで事前申し込みが必要で、申し込み締め切りは9月25日(必着)。定員は各会場とも800人となっている。

(小島 領平)

「世界血栓症デー2015 日本・市民公開講座」
◆大阪会場
日時:2015年10月10日(土)13:30~16:00(受付開始12:30~)
会場:御堂会館(大阪市中央区久太郎町4-1-11)
◆東京会場
日時:2015年10月12日(月・祝)13:30~16:00(受付開始12:30~)
会場:よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11 -1)
◆各会場共通
主催:一般社団法人日本血栓止学会
参加費:無料
定員:各会場800人
プログラム
第1部
講演「なぜできる!? 静脈血栓症」
講演「どうしたら予防できる!? 静脈血栓症」
第2部
パネルディスカッション~もっと知ろう!入院生活と静脈血栓症~
「体験者からのメッセージ」
「骨の治療と静脈血栓症」
申込方法:必要事項=①参加希望の会場②郵便番号③住所④電話番号⑤氏名(ふりがな)⑥年齢⑦性別を明記し、はがき、ファクシミリ、電子メールのいずれか。9月25日(金) 必着
参加申し込み・問い合わせ先
〒102 -0074 東京都千代田区九段南2-1-30 イタリア文化会館ビル8F(株)メディカルトリビューン内「世界血栓症」運営事務局
電話03-3239-7273(平日10~17時)、ファクシミリ03-3239-7246、Eメールwtd@medical-tribune.co.jp

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