来春のスギ花粉、西日本では今年の2~6倍に
2016年10月12日 06:00
NPO花粉情報協会は9月21日、東京都でセミナーを開き、2017年春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量について、西日本各地では過去10年の平均よりやや多く、今春と比べて約2~6倍になる見込みであると報告した。
今春の少ない飛散量の反動、今夏の長い日照時間が影響
同協会理事で気象予報士の村山貢司氏によると、東日本の飛散量は今春と比べおおむね同程度かやや少ないとみられるという。一方、九州、近畿地方など西日本の飛散量は、今春の飛散量が過去10年の平均より少なく夏の日照時間が平年より長かったため、2017年は今春の2~6倍前後に上り、宮崎市では約6倍に達する見込みだとした。
(医学新聞「Medical Tribune」2016年10月6日号より転載)