メニューを開く 検索

トップ »  疾患・健康ニュース「あなたの健康百科」 »  入院中の腎臓悪化、身体機能に関連―慢性腎臓病持つ高齢心不全患者

疾患・健康ニュース「あなたの健康百科」一覧

入院中の腎臓悪化、身体機能に関連―慢性腎臓病持つ高齢心不全患者

 2024年01月12日 15:03

イメージ画像

© Adobe Stock ※画像はイメージです

 慢性腎臓病がある高齢の心不全患者のうち、入院中の腎機能悪化の程度が重度の人は、退院時の身体機能が低下していたと、神戸大学大学院などの研究グループが発表した。

 研究グループは、2017年~20年に急性心不全または慢性心不全からの急激な悪化で入院し、心臓リハビリテーションを受けた慢性腎臓病合併患者196人を、入院中の腎機能悪化の程度が「なし(105人)」「軽度~中等度(36人)」「重度(55人)」の3グループに分け、入院前の歩行レベルや、入院時と退院時の身体機能などを比較し検討した。

 その結果、3グループ間で入院前歩行レベルに差はなかったが、腎機能悪化が重度のグループは退院時の身体機能が低く、日常生活動作が制限されるリスクも高かった。

 研究グループは「退院時の身体機能低下を予防するには、入院中の腎機能悪化を避けることが重要だ」と指摘している。(メディカルトリビューン=時事)

ワンクリックアンケート

自身の研究成果、学会や論文以外で紹介されるならどんな媒体が好ましい?

トップ »  疾患・健康ニュース「あなたの健康百科」 »  入院中の腎臓悪化、身体機能に関連―慢性腎臓病持つ高齢心不全患者