「痩せ」の背景、ダイエット有無で違い

 2024年01月15日 10:17

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　痩せた若い女性は、ダイエット経験の有無によって理想の体重や食習慣などへの認識が異なり、「痩せ」の背景に違いがあることが分かったと、順天堂大などの研究グループが発表した。

　日本の１８～２９歳の女性では、体格指数（ＢＭＩ）が１８．５未満の低体重の割合が約２０％と高く、小食で運動不足の痩せ形女性の糖尿病リスクは肥満者と同様に高いとされる。研究グループは、１８～２９歳の低体重女性４００人（２２０人がダイエット経験有り）に、自身のボディーイメージや運動習慣などを聞き、ダイエット経験の有無別に低体重となった背景を検討した。

　その結果、ダイエット経験がある人では、理想の体重が軽い、運動習慣を持つ割合が多い、食事量や体重が増えることへの抵抗が強い傾向にあった。一方、経験のない人は、体重が減りやすいと感じる割合が多い、食事や運動への意識は高いが実行に移せていない、ストレスを感じると食事量が減るなどの特徴が見られた。（メディカルトリビューン＝時事）