リハビリ意欲高める要因は？―患者と医療者、「回復実感」など挙げる

 2024年01月23日 14:06

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　リハビリテーション意欲を高める要因について患者と医療者にアンケートを行った結果、両者とも「回復の実感」などを挙げ、回答の上位３項目が共通していたと、浜松医科大などの研究グループが発表した。

　リハビリの効果を最大化するには、患者の意欲向上が重要だと考えられている。研究グループは、回復期リハビリ病棟を持つ１３の医療施設で入院リハビリ中の患者４７９人と医療者４０１人を対象にアンケートを実施。１５の動機付け要因から、患者のリハビリ意欲を高める上で最も重要だと思うものを選択してもらった。

　その結果、上位３位は「回復の実感」「明確な目標設定」「生活に関連する訓練」で、患者と医療者で共通していた。一方、上位以外については、患者は「結果のフィードバック」「医学的情報」など、より多様な要因を選ぶ傾向にあり、年齢や入院日数による差も見られた。研究グループは「患者のリハビリへの動機付けに悩む医療スタッフに有益な情報」としている。（メディカルトリビューン＝時事）