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視線トレーニングで社交不安軽減

 2024年03月04日 10:00

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 人前での発表や集団での活動といった社交場面で恐怖や不安を強く感じ、日常生活に支障を来す「社交不安症」について、症状の軽減に有効な視線トレーニング装置を開発したと、千葉大などの研究グループが発表した。

 研究グループは、社交不安症患者が他人と視線を合わせるアイコンタクトを避けることが多い点に着目し、眼鏡型の視線トレーニング装置を開発。装置を着用し、モニター画面に映された人や動物などを見て、アイコンタクトが成立すると「Good」などの音声が聞こえる練習を患者23人(平均年齢29.8歳)に週1回20分、計8回受けてもらった。練習前、練習中の4週目、練習完了時の8週目、練習を終えてから4週間後となる12週目の社交不安症状の状態をスコア化し、効果を調べた。

 その結果、8、12週目のスコアは大幅に減り、練習前に比べて社交不安症状が有意に減少していた。また、これまでに報告された「認知行動療法」や薬物療法と同レベルの効果が示された。(メディカルトリビューン=時事)

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