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幼少期のDV経験が不眠症と関連

 2024年03月05日 10:00

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 幼少期のいじめや家庭内暴力(DV)の経験が成人期の不眠症と関連し、特にDV被害を長期間受けていた人はリスクが高かったと、筑波大の研究グループが発表した。

 日本の成人の不眠症有病率は、男女とも10%を超え、肥満や糖尿病、精神疾患などに関連するため、対策が求められている。研究グループは、茨城県つくば市の研究機関に勤務する20~65歳の7175人(男性4509人、平均年齢44歳)のデータを分析し、幼少期(小学生~高校生)、大学生以降のいじめ被害やDV被害と不眠症との関連を調べた。

 その結果、2997人(41.8%)が不眠症と判定され、いじめやDVの被害経験と不眠症に有意な関連が認められた。また、DVの経験期間が長い人ほど不眠症リスクが高かった。この関係性は、年齢、学歴、収入、婚姻状況、労働ストレスや職歴といった職業要因、運動や喫煙などの生活習慣の影響を考慮しても同様だった。(メディカルトリビューン=時事)

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