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マインドフルネスと作業療法が寄与―うつ病患者らの社会復帰に

 2024年03月07日 10:00

 今この瞬間の呼吸や体の感覚に集中し、ありのままを受け入れて不安軽減などを目指す「マインドフルネス瞑想(めいそう)」。これを組み込んだ作業療法プログラム(MОT)が、精神疾患患者の社会復帰に寄与する可能性があると、関西医科大などの研究グループが発表した。

 研究グループは、うつ病や不安症の患者25人を、週1回1.5時間のMОTを8週間行うグループと、従来の治療を行うグループに分類。病気や障害を受け入れ、充実した生活を送る過程「パーソナルリカバリー」の程度を自己評価してもらい、脳機能への影響も調べた。

 その結果、MОT参加者の方が自己評価が有意に改善し、MOT実施後に追跡調査した18週の時点でも効果が持続していた。また脳波解析では、MОT参加者で抑うつ症状の改善や幸福度の向上を示唆する変化が見られた。研究グループは「社会復帰が難しい患者に対し、有効な治療の選択肢になり得る」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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