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世界の心血管疾患、半分が予防可か

 2024年03月28日 10:00

 九州大などの国際的な研究グループの解析で、五つの危険因子から心血管疾患発症の50%以上を予防できる可能性が示された。

 心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患は、世界の死因の約3分の1を占めており、有効な予防法が求められている。研究では、34カ国、112の研究に参加した151万8028人のデータを用いて、心血管疾患の発症と死亡に関連する危険因子を調べた

 解析の結果、「過体重」「高血圧」「高コレステロール血症」「喫煙」「糖尿病」の五つの危険因子が、女性では発症の57.2%、死亡の22.2%に、男性ではそれぞれ52.6%、19.1%に関連していた。アジア地域に限れば女性でそれぞれ59.2%、34.3%、男性55.6%、43.2%だった。影響は年齢が若いほど大きかった。

 これらの因子は、生活習慣の改善、運動などの自己管理や治療により修正が可能なため、心血管疾患の半分以上が予防できることが示唆された。(メディカルトリビューン=時事)

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