オフィス環境が生産性に影響
2024年04月03日 10:00
労働者によるオフィス環境への評価が高い会社ほど、プレゼンティーズム(心身の不調による出勤時の生産性低下)が低かったと、法政大や東急不動産などの研究グループが発表した。
研究グループは2022年8月下旬から約3週間、東京都内のオフィスビルに入居する企業61社の労働者1644人を対象に、室内環境(空気温度、湿度、二酸化炭素濃度)と労働者によるオフィス健康チェック(植栽、机と椅子、開放感、温度、明るさ、音など)、作業効率に関するアンケートを実施。プレゼンティーズムへの影響を調査した。
検討の結果、労働者によるオフィス環境の評価が高い会社ほど作業効率が良く、プレゼンティーズムの程度が低かった。オフィス環境のうち、プレゼンティーズム低下に最も影響するのは「デスク周辺の明るさのムラ」で、作業効率の向上に最も影響するのは「内装・インテリア」だった。(メディカルトリビューン=時事)