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親の喫煙が幼児の血圧の高さに影響

 2024年04月05日 10:00

 親の喫煙が幼少期の子どもの収縮期血圧(最高血圧)の高さに影響することが分かったと、東北大大学院などの研究グループが発表した。

 研究グループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査」に参加した4988人の2歳・4歳時点での血圧平均値を算出。親の喫煙や子どもの体格などとの関連を検討した。

 その結果、両親またはどちらかが喫煙しているグループの方が、非喫煙グループに比べ、2歳・4歳時点の子どもの収縮期血圧が高く、特に4歳時点では両親共に喫煙している子どもの血圧は、両親のどちらかが喫煙しているグループと比べても有意に高かった。また親の喫煙以外に、男児や肥満であることが血圧の高さに影響し、4歳児では母親の妊娠高血圧の既往や親の学歴も関連していた。

 研究グループは「幼児期からの受動喫煙を回避することが、将来の生活習慣病や高血圧を予防するために重要となる可能性がある」とコメントしている。(メディカルトリビューン=時事)

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