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吃音の中高生、26%が不登校

 2024年04月12日 10:00

 吃音(きつおん)がある中高生の26%が不登校に陥り、人前で過度に緊張したり人との接触を避けたりする社交不安症(SAD)が関与していることが分かったと、九州大大学院などの研究グループが発表した。

 話すときに同じ音を繰り返したり、言葉が詰まったりする吃音。幼児期や小学生の頃は教育機関などで支援を受けられる。中高生でも1%に見られるが支援機関が少なく、原因や課題の解明が進んでいない。

 研究グループは、吃音のある中高生で不登校の相談が多い点に着目。その要因を調べるため、吃音がある中高生84人の登校状況とSADとの関係を調査した。その結果、22人(26%)が不登校で、登校している生徒に比べて社交不安尺度の数値が高く、SADとの関連が示された。

 また、吃音のある中高生40人をSADと非SADのグループに分け、発話に関する調査を行うと、SADグループで「吃音が出た後に自己否定する」「話す際に手足が震える」割合が多かった。(メディカルトリビューン=時事)

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