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糖尿病妊婦、SAP療法で胎児巨大化防ぐ

 2024年04月18日 10:00

 妊娠中、持続的に血糖を測定し、インスリン投与量を自動調節するセンサー機能付きインスリンポンプ(SAP)療法を行った1型糖尿病の女性では、妊娠週数に対して胎児が大きくなり過ぎる「在胎不当過大」の発生が少なかったと、神戸大大学院の研究グループが発表した。

 1型糖尿病の女性で妊娠中の血糖コントロールが不良の場合、在胎不当過大や妊娠高血圧症候群、出生児の呼吸不全などの合併症リスクが高まる。研究グループは、1型糖尿病妊婦でSAP療法を受けている33人と、血糖を自己測定した上で、持続的に注入するインスリンポンプ(CSII)療法を受けている24人を対象に、合併症の発生率を比較した。

 その結果、在胎不当過大児の割合は、血糖自己測定とCSII併用グループの65.5%に比べ、SAPグループは27.5%と有意に少なく、これまでに報告されている割合(33.6~63.6%)よりも少なかった。その他の合併症については両グループで差はなかった。(メディカルトリビューン=時事)

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