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視線の検査で自閉症診断も

 2024年04月23日 10:00

 視線を追跡する装置による検査を行うことで、対人関係などに支障を来す自閉症の早期診断に役立つ可能性があると、米国の研究グループが発表した。

 研究の対象は、2018年4月~19年5月に米国の医療機関で登録された生後16~30カ月の子ども499人(平均年齢24.1カ月)。研究グループは、子ども同士の交流シーンなど社会的相互作用が表現された14種類の動画を見せ、視線の動きを測定する装置を使った検査データを収集し、自閉症の有無を正確に判定できるか調べた。

 検査が成功した子どものうち、専門医に自閉症と診断されたのは221人、自閉症ではないと診断された子どもは254人。分析の結果、装置を用いた検査による全体の自閉症診断の「感度(自閉症を正しく自閉症と判定する確率)」は71.0%、「特異度(自閉症ではない子どもを自閉症ではないと判定する確率)」は80.7%と高く、自閉症の確定診断例ではさらに高い確率で判定できた。(メディカルトリビューン=時事)

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