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ADHDの高齢運転手、事故リスク高く

 2024年05月02日 10:00

 年齢や発達水準に比べて注意力が持続しない、衝動的で落ち着きがないなどの特性がある注意欠陥・多動性障害(ADHD)の高齢ドライバーは、交通事故を起こすリスクが高いと、米国の研究グループが発表した。

 ADHDと運転の安全性に関する先行研究は、対象が若年層に限定されていた。研究グループは、米国の65~79歳の高齢ドライバー2832人を対象に、ADHDと交通事故のリスクとの関連を検討した。

 その結果、ADHDの生涯有病率は2.6%だった。ADHDがないドライバーと比べ、あるドライバーは急ブレーキをかけるリスクが7%、交通違反を犯すリスクが102%、車両衝突事故のリスクが74%、いずれも高かった。

 研究者グループは「ドライバーの高齢化が進む中、移動の安全性を確保し健康的に年を重ねるために、高齢者のADHDの診断と管理の改善に向けた施策が必要だ」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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