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コーヒー由来成分で記憶障害改善

 2024年05月10日 10:00

 コーヒーに多く含まれる成分「トリゴネリン」をマウスに投与したところ、加齢に伴う空間学習(空間内での自分の位置の認識)障害や記憶障害を改善する作用があることが分かったと、筑波大などの研究グループが発表した。

 トリゴネリンは、コーヒー豆や大根などに含まれる植物性アルカロイドで、神経などの機能を調節する作用があるとされている。研究グループは、老化を促進させたマウスにトリゴネリンを30日間経口投与した後、プールで泳ぐ実験を行い、記憶と空間学習に及ぼす影響を検討した。

 その結果、投与マウスは非投与マウスに比べ、空間学習記憶能が有意に改善された。また、そのメカニズムを解析したところ、トリゴネリンは脳の海馬領域の炎症を抑え、神経伝達物質であるドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンを有意に増加させることが分かった。(メディカルトリビューン=時事)

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