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太極拳、パーキンソン病の症状抑制か

 2024年05月24日 10:00

 精神を集中させながら、ゆっくりとした動作を行う太極拳は、パーキンソン病の症状と合併症を抑制する可能性があると、中国の研究グループが発表した。

 研究グループは、パーキンソン病の患者を〔1〕標準治療に加えて太極拳を週に2回1時間練習する143人〔2〕治療のみで練習をしない187人―の2グループに分類。2016年から21年まで追跡調査し、パーキンソン病の症状と合併症の割合、治療薬の量などを比較した。

 分析の結果、非練習グループに比べ、太極拳を練習したグループでは自律神経症状、睡眠、生活の質の改善が見られ、合併症のうち「ジスキネジア(自分の意思に関係なく体の一部が動く現象)」や「ジストニア(筋緊張で異常な姿勢などになる状態)」、軽度の認知障害、幻覚などの症状を持つ割合が有意に少なかった。一方、非練習グループでは治療薬の増量を必要とする患者が有意に多かった。(メディカルトリビューン=時事)

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