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腸内細菌と冠動脈硬化の進行度に関連

 2024年05月28日 10:00

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© Adobe Stock ※画像はイメージです

 心筋梗塞などの冠動脈疾患に至る前から、冠動脈硬化の進行度と腸内細菌の構成に関連があることが分かったと、滋賀医科大などの研究グループが発表した。

 健康な人と冠動脈疾患患者では腸内細菌の構成が異なるが、発症前の段階で差があるかは明らかでない。研究グループは、滋賀県草津市在住の男性663人(平均年齢68.4歳)から便検体を採取。冠動脈疾患がある人と、疾患はないがリスクとなる冠動脈硬化の進行度が「高度」「中程度」「なし」の4グループに分け、腸内細菌の構成と冠動脈硬化の進行度との関連を検討した。

 その結果、肥満や糖尿病の人で高いとされる細菌の分類「ファーミキューテス門」に対する「バクテロイドータ門」の構成比率は、冠動脈硬化が進行するほど高かった。また、「ファーミキューテス門」の細菌のうち、「ラクトバシラス目」が冠動脈硬化の進行度と強く関連することも分かった。(メディカルトリビューン=時事)

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