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1週間の減塩食が降圧薬に匹敵か

 2024年06月03日 10:00

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© Adobe Stock ※画像はイメージです

 低塩分食を1週間摂取する試験を行ったところ、約75%の参加者の血圧が低下したと、米国の研究グループが発表した。

 研究グループは、2021年4月~23年2月に米国で登録した中高年213人(年齢50~75歳、女性65%)について、1週間にわたり高塩分食(通常の食事に1日約5.6グラムの食塩追加)を摂取するグループと、低塩分食(塩分は1日合計約1.3グラム)を摂取するグループに分類。24時間の血圧測定と蓄尿検査を行い、影響を比較した。

 その結果、低塩分食グループは高塩分食グループに比べ、収縮期血圧(最高血圧)が平均で8mmHg低下し、約75%の人の収縮期血圧が下がっていた。この効果は登録時の血圧値にかかわらず認められ、有害事象はほぼなかった。

 研究グループは「1週間の減塩食による降圧効果は、一般的な降圧薬の効果に匹敵する」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)

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