成人の低体重、死亡リスク増
2024年06月04日 10:00
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成人期の体格指数(BMI)がやや低め(正常低値)からやや高め(正常高値)に推移した人に比べ、BMIが低下した人や低体重状態が続いた人は死亡リスクが高かったと、米国などの研究グループが発表した。
研究グループは、40~69歳の日本人6万5520人を20年以上追跡した研究データを分析。BMIの推移パターンで、〔1〕低体重状態が継続〔2〕やや低め→やや高め〔3〕正常→過体重〔4〕正常→肥満〔5〕やや高め→やや低め〔6〕過体重→正常―の6グループに分け、死亡リスクとの関係を検討した。
その結果、BMIが上昇した〔2〕グループと比べ、BMIの低い状態が続いた〔1〕の死亡リスクは26%、BMIが低下した〔5〕は10%、同じく低下した〔6〕は16%高かった。また、BMIが肥満状態になった〔4〕の人も、〔2〕に比べて死亡リスクが22%高かった。
なお、BMIが低下した〔5〕、〔6〕グループは糖尿病などの病歴を持つ人が多く、病気の影響による体重減少が示唆された。(メディカルトリビューン=時事)