インフルエンザ弱毒生ワクチンは卵アレルギー児に投与してもよい?
2016年01月07日 07:15
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英国では,点鼻方式のインフルエンザ弱毒生ワクチン(LAIV)が小児に対して広く用いられている。LAIVも製造工程で鶏卵を用いることから,卵アレルギーや喘息・喘鳴の小児への使用は禁忌とされているが,その安全性データは限られているのが現状である。そこで,英・Imperial College London小児科のPaul J. Turner氏らはLAIVを卵アレルギーの小児に使用した場合の安全性を多施設前向きコホート研究で検討。「卵アレルギーの小児がLAIVにより全身性アレルギーを生じるリスクは低く,管理良好な喘息・反復性喘鳴を有する患者においても下気道症状の悪化傾向は見られなかった」とBMJ(2015; 351: h6291)で報告した。