震災後の心不全患者の特徴は?
第80回日本循環器学会学術集会
2016年03月30日 07:00
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東日本大震災後の心不全患者にはどのような特徴が見られたのだろうか。福島県立医科大学心臓病先進治療学講座特任教授の義久精臣氏は,津波や福島第一原発の事故による被害が大きかった福島県における非代償性心不全患者が高齢や血圧高値などの特徴を有していたことを第80回日本循環器学会学術集会(3月18〜20日,会長=東北大学循環器内科学教授・下川宏明氏)で報告。これらの患者では,来院までの日数や感染症罹患の増加,薬剤中断により心不全の増悪を来した可能性を指摘した。