高齢者胃がん手術のリスク評価に有用なのは?
E-PASSが術後合併症の予測指標に
2016年04月12日 16:15
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高齢胃がん患者の診療機会が増加している。高齢者は高血圧,糖尿病,虚血性心疾患,呼吸器合併症などのさまざまな術前併存症を有していることが多い。近年は周術期管理の進歩により胃がん手術の安全性は向上しているが,高齢者では特に手術リスクを術前に評価することが重要である。熊本大学大学院生命科学研究部消化器外科学の馬場祥史氏は,第88回日本胃癌学会総会(3月17〜19日,会長=がん研究会有明病院消化器センター長・佐野武氏)のパネルディスカッション「高齢者胃癌の治療戦略」で「高齢者胃がん手術のリスク評価にはE-PASSが有効だ」と述べた。