糖尿病改善にエンドトキシンの低下が関与か
スリーブ状胃切除術による2型糖尿病改善の機序を検討
2016年11月18日 07:20
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スリーブ状胃切除術(LSG)は、胃をバナナ1本程度の大きさだけ残して切除する肥満外科治療である。減量に加え2型糖尿病の改善をもたらすことから、代謝改善を目的とするメタボリックサージェリーとしても期待されている。草津総合病院(滋賀県)がん医療支援センター長兼第二外科部長の山本寛氏は、第24回日本消化器関連学会週間(JDDW 2016、11月3〜6日)で講演し、最近の検討から、LSGによる糖尿病改善のメカニズムの1つとして、血中エンドトキシン濃度の低下が関与する可能性が示されたことを紹介した。