小児CKD、夜間高血圧にも要注意
2017年11月08日 06:03
成人では、夜間高血圧が慢性腎臓病(CKD)の進行に影響を及ぼしていることが24時間自由行動下血圧測定(ABPM)によって分かっている。CKD患児でもおよそ半数に高血圧が合併しており、標的臓器障害の主要な修飾因子となっているが、夜間高血圧の影響は定かではない。米・McGovern Medical SchoolのMónica L. Guzmán-Limón氏らは、CKD患児のコホート研究で昼間・夜間高血圧がCKDのアウトカムに及ぼす影響について検討し、特に非糸球体性CKD患児において夜間高血圧の影響が認められるものの、昼間・夜間高血圧両方の管理こそが重要であることを、米国腎臓学会・腎臓週間(ASN Kidney Week 2017、10月31日~11月5日、ニューオーリンズ)で報告した。