ヨーガ療法が慢性疼痛に伴う生活障害を改善
2017年11月15日 15:30
黒川内科(大阪府豊中市)の臨床心理士で(社)日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士の鎌田穣氏は、ヨーガ療法を中心として行った臨床試験「治療抵抗性慢性疼痛患者に対する統合医療的アプローチ」(大阪大学大学院統合医療学寄附講座および疼痛医学寄附講座との共同研究)の結果を第9回日本線維筋痛症学会(10月14~15日)で報告した。疼痛そのものに対する有意な改善は見られなかったものの、疼痛生活障害尺度が有意に改善していた。同氏は「痛み自体の軽減が促進されたというよりは、患者が痛みを受け入れつつ、日常の行動改善が促進された」と結論付けている。