慢性疾患の集積でがんリスク上昇
台湾・40万人の前向きコホート研究
2018年02月19日 06:10
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慢性疾患はがんのリスク因子の中でも見過ごされがちだが、心血管疾患、糖尿病、慢性腎臓病などを合わせたがんに対する影響の大きさは、5つの主要な生活習慣因子集積に匹敵する可能性があるという。米・University of Texas MD Anderson Cancer CenterのHuakang Tu氏らは、台湾の健診受診者約40万人を対象とした前向きコホート研究を行い、慢性疾患はがん発症リスクの20%以上、がん死亡リスクの30%以上に寄与することが示されたとBMJ(2018; 360: k134)に発表した。