多発性硬化症、経産婦で長期予後良好
2018年04月19日 06:04
女性に多く、20歳~40歳代にかけて好発する中枢神経系の自己免疫疾患である多発性硬化症(MS)。東京女子医科大学神経内科准教授の清水優子氏は、バイオジェン・ジャパンとエーザイが3月29日に東京都で共催したメディアセミナーで、女性患者の視点からMS患者の妊娠・出産の可能性や課題について講演。「出産経験がある患者は、経験がない患者に比べて病状が進行せず、長期予後は良好である可能性がある。また、再発がなく安定している患者では不妊治療は可能」と述べた。