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【解説】未治療肺がんへの免疫療法併用の意義

国立がん研究センター中央病院先端医療科 北野滋久

2018年06月01日 14:30

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〔編集部から〕本日(2018年6月1日)から5日まで、米国・シカゴでがん領域における世界最大の国際学会である米国臨床腫瘍学会(ASCO 2018)が開催される。今回、肺がん領域での注目トピックスの1つが、既にわが国では既治療の進行・再発非小細胞肺がん(NSCLC)に対し臨床導入されている免疫チェックポイント阻害薬について、未治療例(一次治療)でどのように用いるかという問題である(ASCO 2018の詳報は後日掲載予定)。未治療の進行NSCLCに対する免疫チェックポイント阻害薬の有効性および安全性については、単剤療法、化学療法との併用療法、免疫チェックポイント阻害薬同士の併用療法など、さまざまな治療法で検討されており、有望な結果も続々と報告されている。その1つが、対象を有力なバイオマーカーの1つとされるTumor Mutation Burden(TMB)が高レベルなNSCLC患者に絞り、いずれも免疫チェックポイント阻害薬である抗CTLA-4抗体イピリムマブと抗PD-1抗体ニボルマブの併用投与(いわゆる"イピニボ")を検討したオープンラベルの第Ⅲ相ランダム化比較試験CheckMate-227の結果である。同試験では、イピリムマブ+ニボルマブ併用投与により、化学療法群に比べて無増悪生存期間(PFS)が有意に延長したことが示された(関連記事:「"イピニボ"が高TMBの未治療肺がんで奏効」)。NSCLCの初回治療において、化学療法を行わず、免疫チェックポイント阻害薬を併用する意義とはどのようなものか。国立がん研究センター中央病院先端医療科の北野滋久氏に解説してもらった。

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