経口HSP90阻害薬pimitespibがGISTでPFS延長
第Ⅲ相臨床試験CHAPTER-GIST-301
2021年02月22日 17:27
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大鵬薬品工業は本日(2月22日)、既治療の消化管間質腫瘍(GIST)患者において経口ヒートショックプロテイン(HSP)阻害剤pimitespib(TAS-116)の有効性と安全性をプラセボを対照に検証した第Ⅲ相臨床試験CHAPTER-GIST-301で、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)を有意に延長したことを発表した。試験結果の詳細は今後の学術集会や学術雑誌での公表を予定しているという。
pimitespibはHSP90を阻害することによりがんの増殖や生存などに関与するKIT、血小板由来成長因子(PDGFR)A、HER2や上皮成長因子受容体(EGFR)などの蛋白を不安定化し、減少させることで抗腫瘍効果を示すとされる。