大鵬、自社創薬のFGFR阻害薬が進行胆管がんでFDA画期的治療薬に
2021年04月02日 11:54
1名の医師が参考になったと回答
大鵬薬品および同社の子会社である米・Taiho Oncologyは4月2日、共有結合型FGFR阻害薬futibatinib(開発コード:TAS-120)について、前治療歴を有するFGFR2遺伝子再構成(融合遺伝子を含む)を伴う進行胆管がんを対象に、米食品医薬品局 (FDA)よりブレークスルーセラピー(画期的治療薬)指定を取得したことを発表した。
同薬は、 FGFR1、2、3、4の不可逆的かつ選択的な低分子阻害薬で、まだ世界で承認されていない薬剤となる。 今回のFDAによる判断は、第Ⅱ相試験FOENIX-CCA2の有効性および安全性の結果に基づくもので、詳細は今月に開催される米国がん研究協会学術会議(AACR 2021)で発表される予定であるという。