未治療NSCLCへのデュルバルマブ+tremelimumab+化学療法でOS延長
第Ⅲ相試験POSEIDONの最終解析
2021年05月10日 17:42
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英AstraZenecaは5月7日、転移性非小細胞肺がん(NSCLC)に対する第Ⅲ相試験POSEIDONにおいて、抗PD-L1抗体デュルバルマブ+抗CTLA-4抗体tremelimumab+化学療法の併用により、化学療法単独と比べて全生存率(OS)の有意な延長が認められたと発表した。詳細は今後の学会で発表される予定であるというt。
POSEIDON試験は転移性NSCLCにおいて、化学療法単独療法を対照にデュルバルマブ+tremelimumab+化学療法併用療法、デュルバルマブ+化学療法併用療法の有効性および安全性を検討。デュルバルマブ+tremelimumab+化学療法の併用による無増悪生存期間(PFS)の有意な延長は既に報告されている。デュルバルマブ+化学療法の併用は化学療法単独と比べてPFSの有意な延長が示されていたが、OSの有意な延長は認められなかった。