心房細動の早期検出で脳卒中低下を証明
スウェーデン・約3万例の高齢者対象RCT
2021年09月14日 05:00
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心房細動(AF)は虚血性脳卒中の主な原因の1つであるが、早期に検出して抗凝固療法を開始すれば脳卒中リスクを低下させることができる。こうした中、スウェーデン・Karolinska InstitutetのEmma Svennberg氏らは、高齢者を対象にAFスクリーニングの効果を検証する、ランダム化比較試験(RCT)STROKESTOPを実施。約3万例の高齢住民に対するAFスクリーニングによって、脳卒中および全身性塞栓症、入院を要する出血、全死亡の複合イベントリスクが低下したとの結果をLancet(2021年8月27日オンライン版)に発表した。