そのADHD、夜更かしが原因かも?
診断には睡眠習慣の聴取が肝に
2022年01月07日 17:20
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多動・衝動性と不注意を二大症状とする注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、18歳以下の約5%、成人の約2.5%に見られると報告されている。名古屋大学病院親と子どもの心療科准教授の高橋長秀氏らは、浜松医科大学と共同で「浜松母と子の出生コホート研究(HBC Study)」の登録児800例超の全ゲノムを解析。その結果、8~9歳児では入眠時刻が遅いとADHDの症状が現れやすいこと、睡眠習慣がADHD症状に及ぼす影響の程度は児が持つ遺伝要因によって異なることが示されたと、JAMA Netw Open(2022; 5: e2141768)に発表した。同氏らは「児のADHD症状を評価する際は、睡眠習慣の丁寧な聴取が必要である」としている。