医師への謝金に30倍の男女差
7年間で差が3倍に拡大
2022年10月14日 17:22
1843名の医師が参考になったと回答
米・University of California, IrvineのBrittany G. Sullivan氏らは、製薬企業などの医療関連企業から医療従事者に支払われた金額に関する情報を公開しているOpen Payments Database(OPD)のデータを用い、2018年時点の収益上位15社から医師に支払われた講演料やコンサルティング料などの謝礼金額を男女別に調査。その結果、2013~19年に発生した謝金の支払い先は96.9%が男性医師に対するもので、平均支払い額は女性医師の4万1,320米ドル(約600万円)に対し男性医師で122万6,377米ドル(約1億8,000万円)と30倍もの男女差が見られ、また7年間で謝金の差は3倍に拡大したと JAMA Surg(2022年9月28日オンライン版)に発表した。中でも男性医師が多い外科系診療科で男女差が大きいことも明らかになった。