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多疾患併存がん、骨折後超過死亡率4割にも

デンマーク・50歳以上の脆弱性骨折患者30万例超を解析

2022年10月20日 16:45

1430名の医師が参考になったと回答 

イメージ画像 © Adobe Stock ※画像はイメージです

 複数の慢性疾患に罹患している状態である多疾患罹患(multimorbidity)が、骨折後の超過死亡リスクを高めることが示された。オーストラリア・Garvan Institute of Medical ResearchのThach Tran氏らは、50歳以上の脆弱性骨折患者30万例超のデータを解析した結果、骨折患者に見られる多疾患罹患は男性で5群、女性で4群のクラスターに分類でき、特定の多疾患罹患クラスターと骨折部位の組み合わせで死亡リスクが大幅に上昇したとJAMA Netw Open2022; 5: e2235856)に発表した。例えば、多疾患罹患の男性がん患者では大腿骨近位部骨折の1年後の超過死亡率が40.8%に上った。

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