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サイトカイン放出症候群の予測マーカー発見

血清無機リン値

2022年10月26日 19:00

1304名の医師が参考になったと回答 

 キメラ抗原受容体発現T細胞(CAR-T)療法は、既存治療が奏効しない一部の症例において高い治療効果を発揮する一方、サイトカイン放出症候群(CRS)など特有の合併症の管理に難渋するケースが少なくない。京都大学病院血液内科の中村直和氏〔現・神鋼記念病院(神戸市)〕と検査部・細胞療法センターの新井康之氏らは、CRS発症前の血清無機リン(iP)値に着目。びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者を対象に、CAR-T投与前日と投与3日後の臨床検査値の変動を解析したところ、血清iP値はCRS発症および重症化の有用な予測マーカーであることが分かったとBr J Haematol2022年10月11日オンライン版)に発表した。

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