脊髄への電気刺激で脳卒中後の腕の機能が回復
2023年03月02日 14:55
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脳卒中を発症した患者の多くは、過酷な現実と向き合うことになる。それは、リハビリを開始してから6カ月が経過しても腕や手の動きは回復しない可能性が高いという現実だ。こうした中、中等度~重度の脳卒中の既往がある患者を対象とした予備的な研究で、すでに慢性疼痛に対する治療法として普及している脊髄刺激療法により、何年間も上肢を動かすことができなかった患者でも、腕や手の機能が回復し得ることが示された。この研究結果は、「Nature Medicine」2月20日号で報告された。