統合失調症は遺伝性疾患なのか?
研究の最前線を概説
2023年04月14日 14:41
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ヒトゲノム全配列の解読完了から今年(2023年)で20年になる。近年では次世代シークエンサーの進化でゲノム研究は大幅に進歩し、さまざまな疾患の関連遺伝子が発見され、治療に生かされている。精神疾患についても発症リスクを高めるゲノム変異が幾つか報告されているが、統合失調症に関する研究はどこまで進んでいるのだろうか。理化学研究所脳神経科学研究センター分子精神病理研究チームチームリーダーの高田篤氏は、統合失調症ゲノム研究のこれまでと今後の課題を第17回日本統合失調症学会(3月25~26日)で概説した。