排卵誘発、未経産婦では卵巣がんに関連
2023年06月01日 16:56
275名の医師が参考になったと回答
© Adobe Stock ※画像はイメージです
排卵誘発は排卵障害を有する不妊症の有望な治療法であり、多くの研究で卵巣がんリスクに寄与しないことが示されているものの、排卵誘発薬による排卵回数の増加や過剰なエストロゲン産生が卵巣上皮細胞の悪性化を誘導し、卵巣がんリスクを高めるとの懸念がいまだ残されている。中国・First Affiliated Hospital of Nanjing Medical UniversityのLiang Yu氏らは、排卵誘発治療と卵巣がんの関連についてシステマチックレビューとメタ解析を実施。多くの場合、卵巣がんのリスクを高めることはないが、出産経験のない不妊症女性では注意が必要であるとJ Ovarian Res(2023; 16: 22)に報告した。