新規成長ホルモン製剤、投与は慎重に
2023年07月03日 09:35
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成長ホルモン(GH)に関する研究は、標的臓器で作用するインスリン様成長因子(IGF)-1とともに、主にホルモンの産生、血中動態、受容体への結合という観点から行われてきた。鳥取大学周産期・小児医学分野教授の難波範行氏は、現在明らかになっているGHおよびIGF-1の作用機序、さらに長時間作用型GH製剤(LAGH)の登場および課題について第96回日本内分泌学会(6月1~3日)で解説。「LAGHは長期の安全性が明らかでないため、慎重に投与する必要がある」と述べた。