初の国産コロナワクチンが承認、第一三共
2023年08月03日 14:17
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第一三共は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する起源株1価mRNAワクチン「ダイチロナ筋注」(DS-5670)について、昨日(8月2日)、「SARS-CoV-2による感染症の予防」を適応とした追加免疫における国内製造販売承認を取得したと発表した。
ダイチロナ筋注はCOVID-19に対する初の国産mRNAワクチンで、冷蔵(2~8℃)での流通・保管が可能となるため、医療現場での利便性の向上が期待できる。
今年5月開始の新型コロナワクチン追加接種にはmRNAワクチンとしてオミクロン株対応2価ワクチンが使用されている。また9月に予定されている追加接種にはXBB.1系統を含有する1価ワクチンを用いる方針が示されている。ダイチロナ筋注は追加接種に用いられる起源株1価のmRNAワクチンであることから、供給は予定されていない。
そのため同社は、XBB.1系統1価ワクチンに対応できるよう速やかに開発を進め、早ければ年内にXBB.1.5系統1価ワクチンを供給できるよう取り組むとしている。