デュピルマブ、日本人小児アトピーに有効
国内第Ⅲ相試験の長期成績
2023年11月27日 17:34
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抗インターロイキン(IL)-4/13受容体抗体デュピルマブは今年(2023年)9月、生後6カ月以上の小児のアトピー性皮膚炎(AD)に対して適応が拡大された。国立病院機構相模原病院臨床研究センターセンター長の海老澤元宏氏らは第72回日本アレルギー学会(10月20~22日)で、既存治療で効果不十分な中等症〜重症の日本人小児AD患者に対するデュピルマブの長期の有効性と安全性を検討した国内多施設第Ⅲ相臨床試験の結果を発表。「デュピルマブは52週にわたり有効性を示し、忍容性は良好で既知の安全性プロファイルと同様だった」と述べた。